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白光会グループ臨床工学部門

白光会グループ臨床工学部門は総数45名。血液透析業務を中心に医療機器管理やVA関連手術室業務など様々な業務を行っています。私たちは患者様へ安心・安全な透析治療を提供できるように、専門的知識や技術の向上に日々努めております。

白光会グループ臨床工学部組織図

白光会グループ臨床工学部の理念・基本方針

理 念

専門的知識と技術の研鑽に励み、安心、安全で質の高い透析技術の提供を目指します。

基本方針

1.チーム医療の一員として多職種と連携を図り、良質な透析医療を提供します。

2.院内外の研修や学会・研究会にも積極的に参加し、専門性を高め、確かな透析技術の提供に努めます。

3.目配り、気配り、心配りができる人間性豊かな臨床工学技士の育成を目指します。

主な業務内容

血液浄化業務 血液透析(HD) 血液透析濾過(on-LineHDF、I-HDF、off-lineHDF) 血液濾過(HF) エンドトキシン吸着 β2MG吸着 LDL吸着 レオカーナ 血漿交換 二重濾過血漿交換 腹水濾過濃縮再静注法(CART) VA管理・穿刺 VAエコー(機能評価・エコーガイド下穿刺) 水質管理

手術室業務

VAIVTの直接介助、アンギオ操作
手術関連機器の保守点検

その他業務

人工呼吸器の保守点検、医療機器管理、病院設備管理、透析支援システム管理、各委員会活動、離島支援など

血液透析業務

透析液清浄化への取り組み

当院では、患者様の合併症予防のため、臨床工学技士が厳正なる透析液の管理を行い、日本透析医学会が推奨する超純水透析液を全患者様へ使用しております。

エコーガイド下穿刺・血流評価

当院ではスタッフ全員が患者様のシャントを大事にするという気持ちを忘れずに穿刺技術の向上に努めています。また、穿刺困難な患者様へは、エコーガイド下穿刺にて対応するなど、安全な穿刺技術の提供を心がけています。

バスキュラーアクセス管理

VA穿刺シート

このシートには血管の構造と穿刺難易度、穿刺時の注意点が記載されているので穿刺をイメージしやすくなります。また、院内のスタッフだけでなく、施設間での情報共有としても活用しています。

バスキュラーアクセス管理

VA再循環測定

再循環を起こすと透析効率が著しく低下してしまいます。当院では長期カテーテルや人工血管内シャントなど再循環が疑われるケースはモニタリング機器を用いて再循環率を測定しています。

ＳＴＳ

シャントにおいて視診、聴診、触診による所見はとても重要です。特に触診が大事で吻合部から血管の走行に沿って「血管が張っていないか」「スリルの変化がないか」をポイントに丁寧に観察することが大切です。これらはスタッフの経験や知識の差によりばらつくため、STS(シャントトラブルスコアリング)シートを用いて評価しています。

医療機器管理業務

手術室業務(ＶＡＩＶＴ)

白光会グループ臨床工学部の教育体制

グループ間研修体制

当グループ間で研修を行い、臨床工学技士に必要な知識・技術、コミュニケーション能力を身につけ、チーム医療の重要性を理解し、いつでもどこでも活躍できる人材育成を目指しています。

新人教育

新人教育も当院のカリキュラムに沿って指導し、透析未経験のスタッフも安心して知識や技術の習得が可能です。

臨床工学技士養成校の臨床実習

毎年、鹿児島県内外の養成校より実習生を受け入れ、当院独自の実習指導カリキュラムを用いて実習指導を行っています。

離島透析施設への臨床工学技士派遣

2014年より、定期的に下甑手打診療所へ臨床工学技士を派遣し、現地透析スタッフへの透析技術指導や情報提供を行っています。

患者勉強会

患者様やご家族を対象に透析に関する勉強会を開催

学会・研究会発表

白光会グループ臨床工学部門における学術研鑽の実績

資格取得

令和4年4月時点

2021年度の関連団体活動実績